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【ゲーミングキーボード】タクタイル・リニア・クリッキーの違い

「ゲーミングキーボードが欲しいものの、どのようなタイプのスイッチが自分に向いているのか分からない」
「ゲーミングキーボードのキースイッチには種類があると言われたけど、何がどう違うのか分からない」

このような疑問を持っている方は、ゲーミングキーボードを購入する前に「キースイッチ」について理解する必要があります。

キースイッチには複数の種類があり、種類によって特徴が異なります。

今回は、ゲーミングキーボードの主要キースイッチである「タクタイル」「リニア」「クリッキー」の3種類に焦点を当て、特徴や種類ごとの違いなどを解説します。後半では、おすすめのゲーミングキーボードも紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

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❶ゲーミングキーボードのキースイッチ3種類|各種類の構造
ゲーミングキーボードのキースイッチには、主に以下の3種類があります。
①タクタイル
②リニア
③クリッキー

キースイッチによってゲーミングキーボードの性能が異なるため、各種類の特徴を十分に理解してからアイテム選びに入ることが大切です。

そこで、まずは各種類の構造について解説します。

■タクタイルとは
押下圧:55g
作動点:2mm
キーストローク:4mm
耐久性:5,000万回

タクタイルは、打鍵感と静音性の両方を備えたバランス型のキースイッチです。そして、代表例「Cherry MX Brown」に由来して「茶軸」と呼ばれることも多々あります。

タクタイルの特徴は、パーツの突起部分についたわずかな出っ張りです。この出っ張りが押し込んだ時にカチッという音と打鍵感をもたらします。

押下圧は、55gとやや重めです。押し始めは少々重く感じますが、カチッと鳴った後はなめらかな感覚へと変わります。

■リニアとは
押下圧:45g
作動点:2mm
キーストローク:4mm
耐久性:5,000万回

リニアは、「Cherry MX Red」を代表とする赤軸のキースイッチです。他タイプと比較すると種類が多く、比較的低コストである点が特徴となっています。

リニアのパーツには、タクタイルのような出っ張りがありません。押し込んだ時に引っかかる部分がないため、クリック動作がなめらかです。

また、カチッと音が鳴らないタイプで、静音性にも優れています。

■クリッキーとは
押下圧:60g
作動点:2.2mm
キーストローク:4mm
耐久性:5,000万回

クリッキーは、「Cherry MX Blue」を代表とする青軸タイプです。「リーフ」と呼ばれるパーツが内蔵されており、押し込んだ時に軸がリーフを弾き、カチッと大きな音を鳴らします。

3種類の中で最も打鍵感が強いキースイッチとなるため、爽快なタイピングを楽しめるでしょう。

❷【項目別】タクタイル・リニア・クリッキーの具体的な違い
ゲーミングキーボードのキースイッチ3種類の構造を解説しましたが、各種類の具体的な違いが明確にできていないという方もいるでしょう。

それぞれの特徴を踏まえ、どういった使い心地を味わえるのかを理解しておかなければ、自分に合ったゲーミングキーボードを選ぶことができません。

そこで、主要キースイッチ3種類について、打鍵感、静音性、カスタマイズ性の3つの観点から違いを解説します。

■打鍵感
打鍵感は、クリックのしやすさや楽しさを左右する重要なポイントです。
人によって好みが大きく分かれるため、それぞれの特徴を踏まえ、自分の好みに合ったタイプを見極めましょう。
各種類の打鍵感は、下記の通りとなっています。

タクタイル:カチッとわずかに震えるような感覚を実感できる
リニア:なめらかな押し心地で、軽い力で入力ができる
クリッキー:押下圧が最も強く、タクタイルよりしっかりとした打鍵感がある

打鍵感が強い順番で並べると、クリッキー>タクタイル>リニアとなります。

最も打鍵感が強いクリッキーは、60gの圧力がかからないとクリックパーツが動かない仕組みとなっているため、押し心地も硬めです。圧力が必要な分、指への負担も大きくなる傾向にありますが、この強めのクリックが楽しいという方も多く、一定数の人気を誇ります。

続いて、タクタイルはクリッキーほど圧力がかからないものの、適度な押し心地を味わえるキースイッチです。クリックパーツが鳴った後は比較的なめらかな動きとなるため、ちょうどクリッキーとリニアの中間のような感覚で使えます。

そして、リニアはクリックパーツの振動が指に伝わりにくく、指への負担が少ないため、長時間使用におすすめです。打鍵感が弱いことから誤入力につながりやすいデメリットもありますが、強く押し込まなくてもいい分、スピーディーな入力ができます。

■静音性
静音性は、好みだけでなくゲーミングキーボードの使用環境や用途にも関係するポイントです。

主要キースイッチを静音性が高い順番に並べると、リニア>タクタイル>クリッキーとなります。

3種類の中で、最も静音性に優れているのがリニアです。リニアは、クリックパーツに引っかかりがないため、「トントン」という軽やかな音で使用できます。したがって、幅広い用途や環境に対応できるタイプを求めている方を中心に人気です。

そして、次に静音性が高いタクタイルは、「カタカタ」という音に近いクリック音を鳴らします。静かすぎずうるさすぎずといった絶妙な音は使いやすさに優れており、ファンが多いタイプです。

最後に、一番クリック音がしっかりとしているのがクリッキーとなります。クリックパーツの引っかかりが強いため、押した時に「カチカチ」と大きな音が鳴り、クセになるという方も多いです。

■カスタマイズ性
キースイッチは、別パーツを使ってカスタマイズをすることが可能です。カスタマイズ性が高いものは使用感を変えられるため、ゲーミングキーボードを使う中で気分や用途を変えたくなった時に重宝するでしょう。

例えば、カスタマイズの代表的なものに静音化リングがあります。

静音化リングとは、キーキャップに取り付けるシリコン製のゴムパーツのことです。クリック時の衝撃を和らげる効果があり、打鍵感や静音性に影響を与えます。

しかし、キースイッチの種類によって得られる効果が異なるため、カスタマイズでどういった変化があるかを事前に理解しておくと、キースイッチ選びの失敗を防げるでしょう。

具体的に、各種類の静音化リングによるカスタマイズ効果をまとめました。

タクタイル:クリック部分が静音化リングとは無関係の位置にあるため、ほとんど効果がない
リニア:底打ち音が抑えられ、バウンド感が出る
クリッキー:クリック音と底打ちによる手への負担を軽減できる

静音化リングにおいては、リニアとクリッキーに大きな効果が期待できます。一方で、タクタイルには影響が少なく、目立った効果が期待できません。

このように、将来的に自分好みの性能に変えていきたいという方は、カスタマイズ性にも目を向けておきましょう。

❸それぞれのタイプに向いている人は?
ここでは、種類ごとにどんな人におすすめかを紹介します。

【タクタイルタイプのゲーミングキーボードが向いている人】
●初期キーボードに慣れている
●打鍵感が強い方が良い
●ゲームだけでなく普段使いもしたい

タクタイルは、一般的なPCキーボードに似ているため、初めての人でも移行しやすいのがメリットです。「クセがあるタイプは使いこなせる自信がない」という方でも検討しやすいでしょう。

また、今まで使用してきたキーボードと変わらない感覚で使えるため、デスクワーク等のゲーム以外の用途で使いたい方にもおすすめです。

【リニアタイプのゲーミングキーボードが向いている人】
●静音性の高さを重視したい
●長時間プレイでも疲れにくいものがいい
●タイピングスピードを上げたい
●カスタマイズを楽しみたい

リニアは、クリック音が静かなため、ゲーム配信者や家族に迷惑をかけないように使いたい方に向いています。

また、押し心地が軽く指が疲れにくいことから、長時間ゲームプレイを楽しみたい方やスピーディーな入力を目指す方にもおすすめです。

さらに、カスタマイズ性も高いため、キーボードを自分好みに染めていくことも楽しめるでしょう。

【クリッキータイプのゲーミングキーボードが向いている人】
●打鍵感を楽しみたい
●ミスタイプを防ぎたい
●豊富なデザインから選びたい

クリッキーは、打鍵感を重視したい方に最適なキースイッチです。大きなクリック音で爽快なプレイを楽しめます。

また、クリッキーは大手メーカーが長く販売を行っているため、比較的デザインバリエーションが豊富です。デザインにこだわりたい方にとっても、魅力的なタイプとなるでしょう。


ゲーミングキーボードの主要キースイッチには、タクタイル・リニア・クリッキーの3種類があります。種類ごとに打鍵感や静音性、さらにカスタマイズ性といった特徴が異なるため、それぞれの特徴を理解した上で自分好みのタイプを選ぶことが重要となるでしょう。

中でも、多くのファンを獲得しているのがリニアタイプです。

人気タイプから自分に合った形を見つけられるように、iCleverではリニアタイプで3種類のゲーミングキーボードを販売しています。リニアのゲーミングキーボードを使ってみたいという方は、ぜひiCleverの商品をチェックしてみてください。

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