エルゴノミクスマウスとは?メリット・デメリットとおすすめ商品2選
エルゴノミクスマウスは、人間工学に基づいてデザインされているマウスです。パソコンを使う方の中には愛用者も多く、家電量販店や通販でも多くの商品が販売されています。
しかし、エルゴノミクスマウスを使うメリットや、一般的なマウスにはないデメリットなどが気になり、購入をためらっている方もいるでしょう。
そこで今回は、エルゴノミクスマウスの概要やメリット・デメリットを紹介します。エルゴノミクスマウスに少しでも興味のある方は、ぜひ参考にしてください。
❶エルゴノミクスマウスとは?
エルゴノミクスマウスとは、手への負担を軽減できるように機能性を高めて作られたマウスのことです。人間工学に基づいた設計となっているため、一般的なマウスとはまったく異なる形状が特徴となっています。
人の手は、手のひらの大きさ、指の長さ、利き手などが人によってさまざまです。手に対するマウスのフィット感や使いやすさにも個人差が出るため、エルゴノミクスマウスには「女性用」「左手用」などあらゆるターゲットに合わせたデザイン展開があります。
❷エルゴノミクスマウスのメリット3つ
エルゴノミクスマウスには、一般的なマウスにはないメリットがいくつかあります。身体面・精神面の両方に良い効果をもたらすため、使ってみて損はないでしょう。
では、具体的にどういったメリットがあるのでしょうか。ここからは、エルゴノミクスマウスの主なメリットを3つ紹介します。
■手首や肩への負担を軽減させられる
エルゴノミクスマウスは、多くのデザインが立体的に作られていることが特徴です。楽な姿勢でマウス操作ができるため、手首や肩への負担が少なくなり、長時間のパソコン作業にも対応しやすくなります。
人は、デスクに手を置いた時に親指が上向きに、残り4本の指が横向きになることが一般的です。しかし、一般的なマウスは楽な姿勢から手首を90度傾けなければならないため、手首に負担がかかりやすく、場合によっては長時間作業で腱鞘炎などを引き起こす恐れがあります。
エルゴノミクスマウスの場合は、山のような傾斜のあるデザインとなっており、デスクに手を置いた状態からそのままマウスを握ることが可能です。したがって、パソコン作業中の負担が軽減でき、手首や肩を痛めるといったリスクも減らせます。
■作業効率がアップする
デザインにもよりますが、エルゴノミクスマウスには数多くのボタンが配置されています。マウス操作が増えることで、キーボードに手を移す手間が減るため、作業効率も上がるでしょう。
例えば、多くのエルゴノミクスマウスで見られる操作ボタンは、「進む・戻る」のボタンです。マウスのボタンを押すだけで簡単にページの切り替えができるため、ブラウザの「進む・戻る」ボタンにカーソルを移動させたり、キーボード操作をしたりといった面倒がありません。また、自分好みに操作を割り当てられるカスタマイズ方式のエルゴノミクスマウスもあります。
さらに、多ボタン式であれば多様な作業を手元でまかなえるようになるため、スピード感を重視した操作を求める方にとっては大きなメリットとなるでしょう。
■デザイン性が高い
エルゴノミクスマウスは、ユニークな形状の商品が多いです。通常のマウスにはない個性的なデザインとなっているため、おしゃれ見えにも一役買います。
基本的に、エルゴノミクスマウスは機能性を追求してデザインされていることが前提であり、アート感を出すために個性的なデザインに設計されているわけではありません。しかし、機能性を追求した結果、まるでオブジェのようなデザインとなっているエルゴノミクスマウスも数多く見られます。
マウスデザインがおしゃれなことで気分やモチベーションも上がるため、作業がはかどったり、楽しく作業を進められたりするでしょう。
❸エルゴノミクスマウスのデメリット2つ
エルゴノミクスマウスには数々のメリットがある一方で、気をつけなければならないデメリットもあります。メリットだけを見てしまうと、エルゴノミクスマウスを購入してから後悔する恐れもあるでしょう。
ここでは、エルゴノミクスマウスのデメリットを2つ紹介します。
■慣れるまでに時間がかかる
エルゴノミクスマウスは、一般的なマウスとは握り方やボタン操作が異なります。手の使い方が変わるため、思うように操作ができず、慣れるまでに時間がかかるという方も多いです。
特に、今までに使っていたマウスと形状が大きく異なる場合は、使いこなせるようになるまでに多くの時間を要するでしょう。使いこなせるか不安な場合は、まず傾斜が緩やかで元のマウスに近いデザインを選ぶことをおすすめします。
■持ち運びしにくい
エルゴノミクスマウスの中には、機能性の高さを重視するあまり、サイズが大きくなったり高さが出てしまったりするデザインがあります。形状によってはカバンに入りにくく、一般的なマウスよりも重量があるため、持ち運びには便利とは言えません。
もし、自宅だけでなくカフェや会社などにも持って行くことを検討している場合は、持ち運びのしやすさも考慮してデザインを選ぶ必要があります。
❹エルゴノミクスマウスの選び方
エルゴノミクスマウスと一口にいっても、機能やデザインは商品によってさまざまです。
自分に合ったエルゴノミクスマウスを選ぶために、以下3つのポイントを確認しましょう。
①形状
②接続方法
③サイズ・重さ
●形状
マウスの形状には、大きく分けて縦型と横型の2種類があります。各形状の特徴は、以下の通りです。
【縦型】
⊙特徴:
●手首をひねらないため、疲れにくい
●ユニークな形状でおしゃれさを楽しめる
【横型】
⊙特徴:
●通常マウスと形状が似ており、初心者でも扱いやすい
●高さが低めで持ち運びにも適している
縦型は、レバーを握るようにマウスを持つことが特徴です。慣れるまでに時間を要しますが、手首をひねらないことで手や肩への疲労感が少なく済むため、快適に使えるようになります。
一方、横型は通常のマウスとほとんど変わらないタイプです。直感的に操作ができるため、エルゴノミクスマウスが初めての方でも挑戦しやすいでしょう。
形は大きく異なりますが、どちらも人間工学に基づいた設計であることに変わりはありません。各形状の特徴を考慮し、自分に向いている形状のエルゴノミクスマウスを選びましょう。
●接続方式
エルゴノミクスマウスの接続方法には、有線とワイヤレスがあります。各接続方法の特徴は、以下の通りです。
【有線】
⊙特徴:
●電池交換や充電の手間がない
●安定した電力供給があり、長時間作業にも対応できる
【ワイヤレス】
⊙特徴:
●USBポートの空きを気にせず使える
●ケーブルの煩わしさがなく、持ち運びもしやすい
有線には、安定した電力供給が受けられるメリットがあります。電池残量を気にしなくていいため、作業が長時間に及んでも安定した使い心地を実感できるでしょう。
一方、ワイヤレスはケーブルがない点が大きな魅力です。デスク周りがすっきりして使いやすかったり、持ち運びでケーブルが絡んだりといった煩わしさがないため、快適な使い心地を堪能できます。
使用シーンや好みに合わせて、使いやすい方を選びましょう。
●サイズ・重さ
使いやすいエルゴノミクスマウスを選ぶためには、サイズや重さにも目を向けておくことが大切です。
握りやすいマウスのサイズは、手の大きさによっても異なります。マウスが小さすぎると操作が窮屈になり、大きすぎるとボタンに指が届かないといった使いづらさを招くでしょう。
こうした使いづらさを回避するためにも、自分の手のサイズに合ったマウスサイズかどうかを確認する必要があります。
目安としては、以下のサイズを参考にしてください。
男性:中型~大型
女性:小型~中型
また、扱いやすさの点ではマウスの重さも重要です。
スピーディーで軽快な使い心地を堪能したい場合や持ち運びを検討している場合は、可能な限り軽量なマウスを選びましょう。一方、安定感のある使い心地を好む場合は、重量感のあるマウスがおすすめです。
❺iCleverで販売中のエルゴノミクスマウス2選
エルゴノミクスマウスの選び方が分かったとしても、数多くの商品の中から自分に合ったものを選ぶのが難しいと感じている方もいるでしょう。そこで、iCleverが販売しているエルゴノミクスマウスの中から、特におすすめの商品を2つ紹介します。
●ワイヤレスマウス WM101
「WM101」は、500万回のクリックにも耐えられるように設計されたワイヤレスマウスです。
高耐久な作りとなっているため、デスクワークなどでマウスをヘビーユースする方に向いています。さらに、クリック音を抑えた設計で、作業の邪魔をしません。仕事に集中できるようになり、作業の効率化にも貢献します。
(商品リンク:https://www.iclever.co.jp/products-wireless-mouse/wm101)
●ワイヤレスマウス TM231G
「TM231G」は、7.5cmの高さが特徴的な縦型エルゴノミクスマウスです。
親指のポケットが深めに設計されているため、手を大きく広げる必要がなく、快適な握り心地を実感できるでしょう。
また、省電力モードを搭載しており、10分間操作がない場合は自動的にスリープモードへと切り替わります。無駄な電力を消費しない分、長時間の作業にも対応できるため、屋外の作業でも安心して使用できるでしょう。
(商品リンク:https://www.iclever.co.jp/products-wireless-mouse/tm231g)
エルゴノミクスマウスは、手や肩への疲労感を軽減できるため、パソコンを使うことが多い方にとって便利なアイテムとなるでしょう。しかし、使いこなすまでに時間がかかったり、形状によっては持ち運びがしにくかったりといったデメリットもあります。
エルゴノミクスマウスと一口にいってもさまざまな商品があるため、自分にとってどういったマウスが使いやすいかを明確にし、最適なエルゴノミクスマウスを選ぶことが大切です。
iCleverでは、複数タイプのエルゴノミクスマウスを販売しています。あらゆるニーズに対応できるため、エルゴノミクスマウスをお探しの方はぜひ一度iCleverの販売商品をご覧ください。