​製品コラム
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パンタグラフ式キーボードを徹底解説!パンタグラフ式の特徴とメンブレン式との違いについてご紹介

ノートパソコンや、持ち運び用のコンパクトなキーボードに多いのがパンタグラフ式のキーボードです。メンブレン式と並んで普段から目にする機会の多いパンタグラフ式キーボードですが、どのような特徴があるのでしょうか?

 

今回の記事では、パンタグラフ式のキーボードについて詳しく解説していきます。

パンタグラフ式キーボードとは

パンタグラフ式キーボードとは、キーがパンタグラフ型といわれる形状の支持基盤で支えられており、キーボード全体が1枚のシートスイッチで作られているキーボードのことを指します。

パンタグラフ式はキーの高さが低く平面に近い見た目が特徴で、構造上キーボードをコンパクトサイズにしやすいため、ノートパソコンや持ち運び用のキーボードにも採用されることが多い方式です。

 

パンタグラフ式のキーボードはキーを支えているパンタグラフ型の機構により、キーの端を押したときでも全体が沈み込んで文字入力ができるので、文字の打ち間違いを少なくすることができます。

パンタグラフ式キーボードの構造

パンタグラフ式キーボードは、メンブレン式のキーボードとほとんど同じ構造をしていますが、決定的な違いはキーの支持機構にあります。

先述の通り、パンタグラフ式のキーボードはパンタグラフ型といわれるひし形の形をしたパーツでキーを支えています。パンタグラフ型はキー全体を均等に支えることができるのが特徴で、キーの端を押した際でもキー全体が沈み込むようになっているのは、このパンタグラフ型が影響しています。

 

キーの支持機構以外はメンブレン式と同様で、数層のフィルムを重ね合わせた1枚のシートスイッチで作られており、パンタグラフ型の支持機構がこのシートに力を加えることで文字が入力されます。パンタグラフ型の支持機構は、メンブレン式ほど押し込まずに力を伝えられるので、そこまで深くキーを押し込まなくても文字入力をすることが可能となっています。

他のキーボードとの違い

パンタグラフ式のキーボードについてご紹介してきましたが、メンブレン式とメカニカル式、それぞれの方式とはどのような違いがあるのでしょうか?パンタグラフ式とそれぞれの方式との違いについて焦点をあてて解説していきます。

  • メンブレン式キーボードとの違い

最初に、メンブレン式のキーボードとの違いを紹介します。

メンブレン式のキーボードとの違いは大きく2つあり、

・文字入力のしやすさ

・耐久力

が挙げられます。

メンブレン式のキーボードは、キーの内部にシリコンキャップがあり、それをシートスイッチまで押し込む必要があるため深い部分までキーを押し込まなければなりません。キーの中心を押し込むことを意識しないと正常に文字の入力ができないことも多いので、しっかり文字を入力する意識を持つ必要があります。

パンタグラフ式のキーボードでは、先述の通りパンタグラフ型でキーを支えているのでキーの端を押した際でも全体に力が伝わりやすく、軽い力でもキーを押し切ることが可能となっています。パンタグラフ式はキーの高さも低いので、キーボードの上を滑るように移動して入力動作が取れるのも特徴です。

 

耐久力の面では、メンブレン式はキーの中にシリコンキャップが使われていますが、このパーツは経年劣化しやすいため、長く使用できても5年程度と考えられています。

パンタグラフ式はシリコンキャップを使用しておらず、プラスチックで構成された支持基盤で作られているので、メンブレン式よりも耐久性が高く、10年程度は使用できると考えられています。

  • メカニカル式キーボードとの違い

メカニカル式のキーボードとパンタグラフ式のキーボードの違いは、キー入力を感知するシートスイッチがキーごとに独立しているか、全体を1枚のシートでカバーしているかです。この違いが、キーを同時押しした際の認識能力に影響しています。

 

メカニカル式のキーボードはキー入力の感知は独立していて、複数同時に入力されたキー入力を適切に処理することが可能となっています。パンタグラフ式のキーボードでは1枚のシートで文字入力の処理をしている関係で、複数のキーを同時押しすると文字入力が適切に処理されないことがあるのです。複数のキーを同時押しすることの多いゲームシーンでメカニカル式が好まれるのは、このキーの入力感知の正確さがあるためです。

 

また、メカニカル式のキーボードは好みに合った打鍵間のキーボードを選択できるのも特徴です。青軸や赤軸など軸と呼ばれるパーツによってキー入力の感覚が変えられるのは、メカニカルキーボードだけの特徴となっています。

G01.jpg

ゲーミングキーボード G01

一般的なキーボードの右側に配置されているテンキー(数字キー)がなく、コンパクトなサイズに設計されているのが魅力です。右手をマウスに移動する際の距離が短くなるので、スムーズな操作が可能。デスク上のスペースを有効に使いたい場合にも向いています。

サイズ:37.1 x 14 x 3.6 cm
重量:702 g

コード長:1.5m

​接続方式:有線

こちらの製品は、メカニカル式で赤軸を搭載したキーボードです。赤軸は軽いキータッチが特徴で、カタカタという文字入力の際の音も控えめです。

テンキーレスのためコンパクトなサイズ感となっており、机の上のスペースを広く使用することが可能となります。

パンタグラフ式キーボードのメリット

パンタグラフ式のキーボードのメリットは、

・キーボード本体が薄型で、スタイリッシュな見た目

・軽く触れるだけで正確なキー入力ができる

・打鍵音が静か

・価格が安い

・耐久年数が長い

・掃除がしやすい

などのメリットが挙げられます。

 

パンタグラフ式は薄型のため、すっきりとした印象が感じられます。キーの高さが低いため、キーの間に溜まった埃などの汚れも掃除しやすくなっています。文字を入力する際もカタカタとした小さな音がするのみなので、集中して作業したい方にはもってこいのキーボードといえるでしょう。

パンタグラフ式キーボードのデメリット

パンタグラフ式キーボードのデメリットとしては、

・強い衝撃でキーが破損することがある

・一部のキーが使えなくなったときは全体の買い替えが必要

などが挙げられます。

 

パンタグラフ式はプラスチックパーツで構成されているため、強い衝撃を加えるとプラスチックパーツが割れて故障してしまうことがあるのです。ゴム製のパーツがないため耐久年数自体はメンブレン式よりも長くなりますが、耐衝撃性ではメンブレン式に劣るので、取り扱いに注意が必要です。

もし、キーボードを破損してしまった場合には、メンブレン式と同様、基本的にはキーボード全体の買い替えをする必要があります。これはキーごとにのパーツ交換が難しいことが理由で、修理をしようとしても高額な料金となりやすく、キーボード自体を買い替えたほうが出費を抑えられることが多いためです。

 

ここまでの説明だと、「パンタグラフ式は壊れやすく買い替えの手間が発生しやすい方式」だと思ってしまうかもしれませんが、基本的にはパンタグラフ式は丈夫なキーボードです。強い衝撃を与えないことを意識すれば長く使用できるキーボードですので、衝撃を与えないことを意識して使用するようにしましょう。

パンタグラフ式のキーボードはこんな人におすすめ

パンタグラフ式のキーボードは、以下のような人におすすめです。

・キーボードを持ち歩いて作業する人

・長時間文字入力をする仕事をしている人

・コストパフォーマンスを重視している人

・スタイリッシュなキーボードを使用したい人

近年はパソコンを持たずスマートフォンやタブレットで仕事をする方も増えていますが、そんな方にはコンパクトなパンタグラフ式のキーボードを使用すると作業効率が高められるでしょう。軽い力で文字入力ができるので、長時間文字を入力しても疲れにくく、仕事で使用するのにももってこいです。また、安価で耐久年数が高いので、コスパを重視している方にもおすすめな方式となっています。

折りたたみ式キーボード IC-BK08se

IC-BK08se

素早く簡単に折りたたむことのできるポータブルキーボード。わずか18mmの厚さを誇るコンパクトサイズで、気軽に携帯できます。

色:ブラック

サイズ:27.8 x9.1x 1.3cm(開いた状態)
重量:217g

連続使用時間:50時間

接続距離:8m

充電時間:2時間

接続可能台数:3台

​接続方式:Bluetooth 5.1

こちらの製品は、持ち歩きのしやすい折り畳み式のキーボードです。

スマートフォンやタブレットを立てることができるスタンドも内蔵しているので、カフェなどでの使用でも安定した文字入力ができるでしょう。タッチパッドも内蔵されているので、ノートパソコンのようにスマートフォン・タブレットを使用可能です。

今回はパンタグラフ式のキーボードについて詳しく紹介しました。

パンタグラフ式のキーボードは文字入力がしやすく、見た目もスタイリッシュなので多くの人に好まれています。価格も抑えめなので手軽に入手しやすく、初めてキーボードに触れる人にもおすすめです。

 

メカニカル式キーボードに劣る点もありますが、ゲーム用途でもパンタグラフ式キーボードは有効で、キー入力の反応速度も速いため十分に使用することが可能です。普段のオフィスワークだけでなく、ゲーム用途にも使用可能な万能のパンタグラフ式キーボードをぜひ活用してみてくださいね。

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